1735551 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Ogni giorno sara` sereno!

Ogni giorno sara` sereno!

1日目:移動・バローロ・ブラ

朝はいつもより早めに起き、車での長時間移動に備える・・・というよりも、
車の中でマニーノには寝て欲しいので、それで早めにってのが大きいかも。
なんだかんだと出かけるまでに2時間半もかかっちゃったけど、予定より少し遅めの10時半には無事出発!
まずはフィレンツェへ、そこからひたすら海を目指しFI-PI-LI (フィレンツェーピサーリヴォルノ線)、
リヴォルノからは高速道路を北上し、リグリア州の海沿いを西に進む。
サヴォナまで来たら今度は北上してピエモンテ州へ突入~!

霧が濃くて景色はあまり見れなかったのだけど、
霧の合間から見るトスカーナとはまた違う田舎の風景が、またピエモンテらしい。
マニーノは出発後1時間後に2時間くらい、高速のサービスエリアで軽く昼食を取った1時間後にまた2時間くらい寝てくれたので
6時間ほどの長旅も、あやすのに気が狂いそうにならなくて済みました。

大きく道に迷う事もなく、まずは宿泊先の Barolo バローロ のアグリツーリズモ・ Le Viole に到着。

   piemonte1-1

トスカーナのアグリツーリズモと違って、いろいろ調べたけど、ピエモンテのアグリはこんな長屋風?なのが多いです。
到着すると、ベタベタピエモンテ訛りの明るいおばさんが出てきてくれた。
こうも違う訛りを聞くと、 ああ、別の州に来たんやなぁ~ と実感する。
マニーノを見るやいなや、同じ年くらいのお孫さんの三輪車やら車をマニーノの為に出してくれた。
部屋の説明や荷物降ろしも、このおもちゃにマニーノが夢中で邪魔しなかったのでスムーズにいきました!

一段落すると、早速バローロの町へ。
このアグリはバローロにある12のfrazione(郡部)の1つで、バローロの町へは車で10分くらい。
あいにく霧は相変わらず深く、肉眼ではキレイに紅葉した一面の葡萄畑が見えたものの写真には全く×でした。

世界的に有名なワインの産地・バローロですが、町は本当にこじんまりしています。
まずはお城を目指して石畳の通りを歩いて行きました。
お城はどうやら見学時間は終わっていて中にあるらしいエノテカも閉まっていたよう(月曜日だったから?)
お城のある広場前にはちょこんと教会が並んでいて可愛らしかったです。

   piemonte1-2

町を散策していると、さすがワインの産地、エノテカだらけ。
私達はワインに全然詳しくはないのですが、こうしておしゃれなエノテカを外から覗くのは楽しい ♪
面白かったのは ワインの栓博物館(museo dei cavatappi) 。ワインオープナーが目印です。
マニーノがぐずってきたので残念ながら中には入らずに夕食を食べるところを探したのですが
月曜日でほとんどが休業日(涙)アグリのおばちゃんに教えてもらった有名なオステリアも休業(号泣)
有名グルメ本のシールもたくさん張ってあって、恨めしげに中を覗いてもエエ感じ~残念無念!!
一応、行かれる方へ情報だけ載せておきます。

OSTERIA LA CANTINELLA
Via Acqua Gelata 4/a
0173-56267


※Via Roma に LA CATTINETTA という同じような名前のレストランがあるので注意!

更に開いている所もオープンは19時以降で、まだ1時間以上もあるのに、時間をつぶすのにも限界!
ならば、マニーノも眠そうでベビーカーでは眠れずにぐずってるので車に乗り、
ちょうど車で1時間くらいのBra ブラ に急遽行くことにしました。

特に行く予定はなかったブラだけど、 スローフード協会発祥の地であり本部 でもあるこの町。
そこで何か美味しいものが食べられるのでは!とむくむく沸く期待!
しかし何の地図も情報もなく行ったので、どこがチェントロに近い駐車場なのかイマイチ分からず右往左往。
幸い予想通りマニーノは車に乗ってすぐから寝続けていたのでよかったですが・・・。
歩行者専用道近くの道路脇に何とか駐車したらマニーノもちょうど起きたので、
早速目ざとく見つけたスローフード協会のトラットリアへ一目散・・・が・・・
はためくかたつむりの旗の下にあったトラットリアは冷酷にも閉まっていた・・・やっぱ月曜休業なのねん(泣)
それどころか、探す先々のレストランも皆休業。
マニーノもベビーカーに耐え切れずダンナの肩車だし、これは私の必殺技=現地のことは現地の人に聞け!
ダンナは恥ずかしがって?あまりしたがらないけど、私は迷ったりして時間つぶすよりはさっさと聞いてしまいたい方。
かつ、美味しいところは現地の人が詳しいに決まってるし!とお店を閉めている渋いお兄さんに声をかける。
アグリのおばさんもそうだったけど、ピエモンテの人はひっじょ~に親切で暖かい!
このお兄さんも親切で、行って閉まっていたら申し訳ないしお子さんもいるから一番近くて確実に開いてる所、
と言って教えてくれたのが、ホテルの中にあるレストランでした。

4つ★ホテルのレストランはお上品な面持ちながら、初のピエモンテ料理に期待いっぱい。
しょっぱなから おおおおーーーー と感動したのが(大げさ!?)グリッシーニ 。
普通はメーカーもので袋に入ったものが出てくるのに、ここ本場は自家製(またはパン屋さん製?)のをテーブルにどどん!
しっかも大きさが半端でない!メーカーものより倍の長さと太さで、美味しさもまたまた倍増!

  piemonte1-3

前菜たっぷりのピエモンテ料理を堪能しようと、前菜のバイキングをチョイス。
ワゴンに並べられた見慣れない前菜に質問をしながら、名物中心に盛ってもらいました。
これから毎日のように食べることになるバーニャカウダ (黄パプリカに添えて)は知られた名物だけど、びっくりしたのが生肉
生肉と言ってもカルパッチョじゃなくて、肉屋のカウンターに置かれてあるようなひき肉の山・・・
ダンナはちオレはいらんわ・・・そっちからちょっと味見させてもらうわ・・・とかなりおよび腰。
私も正直生くさ~っかったらどうしよと思ったけど、食べてみたらイケる・イケる♪♪
あとでトリノでお会いした toscaさん に聞いたら、やっぱりレモンとか入ってて臭みは消えてるのだとか。
他にも連日食べ続ける事になるトミーノ
私がスーパーで普段買うトミーノは表面が皮付(食べれます)になっていて、軽く焼いて食べるのだけど
これはフレッシュでパンに塗って食べる感じ、クリ~ミィ&ライト♪♪
こんな感じでいつものクロスティーニやサルーミばかりのトスカーナ前菜とは全く違うピエモンテ風前菜を楽しみました。
で、プリモを食べたはずなのに、イマイチ覚えていない・・・
マニーノが飽きて歩き出しダンナと交代で急いで食べたのと、ピエモンテ独自のものがなかったから。
ともあれ、全く予定外のところへ来ての割には合格点★のピエモンテ最初の食事でした。

夜アグリへ戻る車ではマニーノは当然爆睡。
着いて部屋に移動した時はさすがに起きたけど、着替えて一遊びしたらぐっすりでした。


→ 2日目:アルバ・グリンザーネカヴール  へ続く


© Rakuten Group, Inc.